日産アーク エネルギー再生/資源循環セミナー
未来を拓くカーボンリサイクル
~循環型社会の実現に向けた材料分析・評価技術~

持続可能な社会の実現に向けて、限りある資源をいかに賢く活用するかが問われています。CO2を空気中から直接回収するDAC (Direct Air Capture) 、触媒技術によるCO2の再資源化、グリーン水素の製造、そしてその水素を効率的に活用する燃料電池の利用など、革新的な技術開発が加速しています。これらの技術は、エネルギーの地産地消や脱炭素社会の構築に向けた重要な鍵となります。
本セミナーでは、名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター長 則永 行庸様をお招きし、大気中から直接CO2を回収するDAC技術に関する講演をいただきます。
日産アークからは、これらの技術を支える新素材の「実環境下でのふるまい」を可視化する最新の計測手法と、そこから得られる知見について解説します。
ぜひご参加いただき、未来のものづくりを共に考える場としてご活用ください。

【セミナー開催概要】

テーマ 未来を拓くカーボンリサイクル
~循環型社会の実現に向けた材料分析・評価技術~
日時2025年9月22日 (月)  13:00~16:30 (開場 12:45)
場所大田区産業プラザ PiO 3F 特別会議室
東京都大田区南蒲田1-20-20 (アクセス)
参加費無料
形式招待講演
一般講演
ポスター展示・個別相談会
定員30名
エントリー多数の場合には、ご相談をさせていただく場合がございます。
担当石川 大輔
株式会社日産アーク
神奈川県横須賀市夏島町1番地
Email:seminar20250922@nissan-arc.co.jp

※同業者様のご参加はご遠慮いただいております。

■プログラム

13:00-13:15
(15分)
日産アークのご紹介
営業企画室  石川 大輔
13:15-14:15
(60分)
名古屋大学 未来社会創造機構
則永 行庸様
14:15-14:30
(15分)
構造解析室 稲葉 雅之
14:30-14:45
(15分)
形態解析室 磯田 綾乃
14:45-15:00
(15分)
有機分析室 小林 健一
15:00-15:05
(5分)
クロージング
代表取締役社長 熊本 隆
15:05-15:15
~休憩~
15:15-16:30
~ ポスター展示・個別相談会 ~
各講演要旨はこちら


カーボンニュートラルの実現に向けたCO2回収・除去技術の意義と社会実装に向けた課題と展望
名古屋大学 未来社会創造機構 
則永 行庸様
カーボンニュートラルの実現には、排出削減に加え、大気中や排ガスからのCO2回収・除去 (CDR) が必要とされています。本講演では、大気中二酸化炭素直接回収、DAC (Direct Air Capture) などの最新技術の開発動向と、実装に向けたコスト・エネルギー課題、今後の展望について、演者が開発を進めているLNG冷熱利用型DAC (Cryo-DAC) の開発状況を交えて紹介します。

則永 行庸 (のりなが こうよう)
名古屋大学大学院 教授
名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター センター長

【略歴】
平成6年北海道大学工学部応用化学科を卒業、平成11年に博士 (工学) を取得。その後、東北大学反応化学研究所、ドイツ・カールスルーエ大学フンボルトフェロー、北海道大学、九州大学准教授を経て、平成29年より現職。名古屋大学未来社会創造機構マテリアルイノベーション研究所所長、同 脱炭素社会創造センター・センター長、化学工学会理事、地球環境産業技術研究機構 (RITE) 科学技術諮問委員、石油エネルギー技術センター (JPEC) 評議員、NEDOムーンショットプロジェクトプロマネ等に就任。 専門は化学工学で、バイオマスや廃棄物の高効率利用、熱流体シミュレーション、CO2の分離・回収・利用、超耐熱材料製造プロセス開発等に取り組んでいる。日本エネルギー学会進歩賞 (平成23年度) 、同学会論文賞 (平成27、28年度) 、化学工学会研究賞 (令和5年度) などを受賞。 

CO2を資源として活用する技術は、気候変動対策と資源循環の両立を目指す「カーボンリサイクル」として注目され、燃料・化学品・建材など多様な分野で研究が進められています。中でも、金属担持触媒は中核技術として期待されており、性能向上と長寿命化の鍵を知る分析技術としてX線構造解析が重宝されています。本講演では、メタネーション触媒の酸化状態や局所構造をIn-situ XAFSで評価した事例を紹介します。


燃料電池の駆動時、触媒層 (カソード) は高湿状態になります。このとき、アイオノマーの膨潤により、連結空孔は狭まり、ガスや水の流れが阻害されることで物質輸送抵抗が増加し、燃料電池性能が低下します。膨潤状態の最適化は性能向上に不可欠であり、駆動状態を再現した評価手法が求められています。
本講演では、触媒層の膨潤状態を保持したまま観察可能なクライオ観察技術について、事例を交えて紹介します。


燃料電池や水電解システムに用いられる固体高分子膜 (PEM) は、運転環境下の熱やラジカルによって徐々に劣化します。電解質膜の劣化はシステム全体の信頼性低下につながるため、運転環境における膜の劣化状態の把握は、安定稼働および寿命延長の観点から極めて重要です。本講演では、フッ素系電解質膜の劣化構造に焦点を当て、FT-IRやLC-MSなどを用いた評価事例を紹介します。

1. 株式会社日産アーク わたしたちは材料の分析・解析によって社会に貢献します
2. 高温やガス雰囲気下における触媒の化学状態および構造評価
3. 反応ガス雰囲気下における時間分解XRD測定
4. 高感度TEM-EDXを用いた排ガス浄化触媒の3Dパラメータ解析
5. 燃料電池触媒層の3D-SEMによる空孔ネットワーク構造解析
6. 燃料電池触媒層アイオノマーのクライオTEMによる膨潤状態観察
7. 燃料電池MEAのクライオEPMAによる断面解析
8. 固体酸化物型燃料電池(SOFC)の劣化解析
9. 全固体電池セルのX線CT顕微鏡による高分解能非破壊観察
10. 接着剤界面の引張試験中でのマルチスケールCT観察
11. 赤外分光分析法によるin-situ分析
12. フッ素系電解質膜のLC-MS分析による劣化構造評価
13. 燃料電池電解質膜のXPS分析による劣化評価
14. 多孔質粉体の性状分析
15. 日産アークの提供するサービス

■個別相談会

普段の業務でのお困りごとや具体的な分析・解析の課題について弊社の技術者がその場でお話しを伺います。
参加のお申込みと併せて、個別相談にもお申し込みください。

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